山中歯科ブログ

HOME > 山中歯科ブログ ≫ 審美治療 ≫ (歯科治療例)歯が折れた時の治療法 -ダイレクトボンディング-

山中歯科ブログ

(歯科治療例)歯が折れた時の治療法 -ダイレクトボンディング-

2016. 9. 1.

練馬区大泉学園 北口徒歩3分 山中歯科の山中大輔です。

 

山中歯科では欠損(歯を失った場所)を適切に回復することで、来院される方の口腔の健康を改善・維持したいと考え診療を行っています。

 

今回は歯の部分的な欠損の修復方法についてご紹介します。

 

下の写真の患者さんは、約3年前になりますが「転んで歯が折れてしまった」とのことで急遽来院されました。

 

ダイレクトボンディング1

 

ダイレクトボンディング2

 

幸いなことに、歯の破損は内部の神経には及んでいなかったので、単純にこの破損部を回復させれば良い状態でした。

 

患者さんの希望としては、

「自分の歯を大きく削る治療は避けたい」

「費用はかかってもよいので修復したい」

とのことでしたので、欠損部だけを樹脂で修復する「ダイレクトボンディング」という方法を選択しました。

 

この治療法の最も良い点は、現状の歯をほとんど削らない事にあります。

しかし、残っている歯の上に光で固まる樹脂を接着させていくため、治療後に接着したところが剥がれる可能性もあります。

 

この日は応急的な処置を行い、術後の注意点を説明してから、後日ダイレクトボンディングを行いました。

患者さんの特徴的な色を再現するのが困難だったのを覚えています。

 

ダイレクトボンディング3

 

その後、半年ごとにメインテナンスを行っており、先日3年経過の記録写真を撮りました(下)。

 

ダイレクトボンディング4

 

3年経過すると、ご自分の歯と修復材料との色合いが少し変わってきています。

しかし、その間剥がれる事無く、快適に過ごせているとの事なので、治療としては良い結果だと考えています。

 

もちろん、患者さんのブラッシング(セルフケア)が上手であり、定期的なメインテナンスにいらしてくださっているからだと思いますが、削って被せる治療ではなく、最小限の処理で回復できるダイレクトボンディングが適していることもあります。

 

山中歯科 山中大輔

 

 

 

 

 

Copyright © 大泉学園駅の歯科 東京都練馬区の歯医者