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咬合/顎関節治療

顎関節症について

「大きく口を開けようとすると顎が痛む」「顎が開かなくなった」「顎を動かすと音が鳴る」といった症状を主訴に来院する方は少なくありません。このような場合「顎関節症(ガクカンセツショウ)」である可能性があります。

顎関節症の原因は一つではなく、患者さんによってその症状は様々です。また、虫歯や歯周病と異なり治療法に確定的なものがありません。まずは過去の症状と現在の症状をお聞きして、対症療法(今の症状を和らげる)ことから始めていきます。悪習癖(悪いくせ)を探す事や、マッサージをするというような方法を取る事もあります。つまり、歯科医院では症状を聞き、指導するのみで、実際はご自身でリハビリテーションする事も少なくありません。
急に症状が出たといって心配される方もいらっしゃいますが、悪化させるような事をしなければ、多くの場合2週間ほどで改善していきます。

また、咬み合わせが原因で生じるのではなく、「顎関節に異常が生じた結果、咬み合わせに異常を感じる」事が多いため、咬み合わせを調整する(削る)ことはほとんどありません。
顎関節症は、肘や膝の関節症と同様に、急に良くなるという事はありません。関節に負荷をかけないように、長く付き合っていく必要があります。
また、下記に示す「歯ぎしり・食いしばり」とも深い関係があります。
症状が出た場合には一度歯科医師に相談してみてください。

歯ぎしり・食いしばりについて

就寝中、歯ぎしりをしていると指摘された経験はありますでしょうか。「歯ぎしり」と一言でいっても、いくつかの種類に分類されます。歯を強く接触させた状態で左右前後に動かす「グラインディング」。持続的に歯を強く噛みしめる「クレンチング」。連続的にカチカチを噛み合わせる「タッピング」。これらの事を総称して「ブラキシズム」と呼びます。これまでの報告では、多くの方が何らかのタイプのブラキシズムを行っており、精神的なストレス等が原因とも言われています。

過度のブラキシズムが発生した場合、結果として起きるのは「顎関節症」および「歯・修復物の咬耗(すり減り)」です。咬む筋肉の異常活動によって生じる「顎関節症」の場合、まずはどのようなタイプのブラキシズムを行っているか調べた後、治療方針を決めていきます。
また、「歯・修復物の咬耗」が顕著に認められる場合は、「スプリント」と呼ばれる装置を製作したほうが良いかもしれません。

ブラキシズムに対する治療は、それを無くしていくという考えではありません。環境の中でブラキシズムの程度は変化していくと考えられますので、ブラキシズムによる影響を減らしていくという考えに基づいて治療していきます。

TCH(上下歯列接触癖)について

TCH(Tooth Contacting Habit)(歯列接触癖)とは、東京医科歯科大学顎関節治療部(木野孔司先生)によって報告され、顎関節治療における原因の一つとして注目されています。
「非機能時に上下歯列を接触させている癖」と定義されています。本来、生理的な上下歯列接触は会話・咀嚼・嚥下の機能時に瞬間的に生じ、「24時間中で平均15~20分」と報告されています。しかし、歯列を軽く接触させた状態を長時間続ける習癖を持つ人は多く、この事による筋肉の過緊張が様々な症状を引き起こすとされています。

日常生活において、集中している時間(パソコン作業・運動・料理など)の中で、上下の歯が接触しているかどうか気にしてみてください。通常安静にしている状態では、唇が閉じており上下の歯は接触していないはずです。唇が閉じておりかつ上下の歯が触れている方は「TCH」を持っている可能性があります。

咬み合わせ治療について

うまく食べられる≒咬み合わせのバランスが良い

咬み合わせ治療

上記の、「顎関節症」「ブラキシズム」「TCH」を読んで頂ければわかりますが、顎の痛みや噛み合わせの違和感を治療するために、歯を大きく削りかぶせたりすることはありません。

ここで説明する「咬み合わせ」とは、すでに欠損している部分に対しインプラントや義歯で補綴する際の咬み合わせや、口腔内に多くの問題が存在し、咬み合わせを大きく変化させる必要のある場合の「咬み合わせ」を意味します。

人が物を食べるとき、自分の歯があれば上の歯と下の歯を噛み合わせる事によって物を砕いていきます。この動作を咀嚼(そしゃく)と呼び、食物を飲み込みやすくし、消化を助けるという重要な働きがあります。
しかし、歯を失ってしまった場合は失った部分を補ってあげないと、食べることはできても咀嚼するのは難しくなります。失った部分を回復する治療(欠損補綴治療)には、義歯(入れ歯)・インプラント・ブリッジ等の治療法がありますが、すべての治療において最後は「咬み合わせ」を合わせていく事になります。咬み合わせのバランスがうまく取れていれば、どんな治療法であっても、おいしく物を食べられるようになると考えています。

包括的歯科治療としての咬合管理

歯周病の治療と咬み合わせの管理が大事です

咬み合わせ治療

歯科補綴学(しかほてつがく)終了証

少し難しい言葉ですが、これからの歯科治療は「包括的歯科治療」にシフトしていくと考えています。包括的歯科治療とは、最初にお口の中全体を診断し、病気を治療していくと共に、その原因についても改善するために、虫歯治療・矯正歯科治療・歯周病治療などを総合的にする治療のことです。

例えば、昔虫歯になった歯を抜いてそのままにしておいたため、残っている歯が移動してしまい、歯みがきが難しくなった結果、隣の歯が虫歯になり歯茎も腫れやすくなる。さらに咬み合わせも変化したため、歯に余計な力が加わり、歯が揺れて痛いため食べられない。実はこういった状態の患者さんは多くいらっしゃいます。

患者さんがそのような状態で歯科医院にいらしたとき、これまでの歯科治療の多くは悪くなった部分だけを治療してきたように思います。しかし、咬み合わせのバランスが崩れた状態でその歯だけを治療しても、必ず違う部分に新しい問題が生じます。そうならないために、歯1本を診るのではなく、お口全体を診ることで、その時点で病気の進行を食い止め、かつ治療後に新たな病気が生じないようにし、長期的に安定した状態を保つことが包括的歯科治療の目的だと考えています。
この包括的歯科治療の目的達成のために、山中歯科では歯周病治療と咬合管理を重視しています。これは治療中だけではなく治療後においても重要になります。歯周病予防のメンテナンスと同時に咬合管理をすることで、長期的に安定した状態を保ち、患者さんに健康的な生活を送っていただきたいと考えております。

咬み合わせ治療の落とし穴

良い咬み合せって何?

Tスキャン

患者さん一人ひとりによって歯の並び方や歯の大きさが異なる口の中で、すべての人に「理想的な咬み合わせ」を作り上げることは現実的には困難です。また、同じ人であっても20歳の時の咬み合わせと80歳の時の咬み合わせは同じではありません。歯の治療をした経験がない人でも自分の歯がすり減っていくために咬み合わせは変化していきます。そのように常に変化していく咬み合わせに対して、「良い咬み合わせ」というものを科学的に証明することは困難であり、咬み合わせを治療するということは非常に曖昧な治療と言えます。また、一見咬み合わせのバランスが悪い方でもまったく困っていない方もいれば、咬み合わせのバランスは良さそうでも様々な症状を訴える方もいます。そういった方の咬み合わせを調整する事は非常に危険な一面があります。意図的に咬み合わせを変化させてしまった結果、違う症状を引き起こしてしまう場合もあるからです。山中歯科では、そういった方への治療介入は控え、まず検査をお勧めしています。しかし、多くの歯を失った場合、必ず何らかの方法でその部分を補う必要があり、その時点で「咬み合わせ」を作りあげる必要があります。

山中歯科では、そのような曖昧な「咬み合わせ」に対して、少しでも科学的根拠に基づいた治療をするために、「TスキャンⅢ」という咬合機能測定機器を用いて検査を行っています。治療前・治療後・メンテナンス(定期検査)のそれぞれの時点で検査を行うことで、長期的に安定した治療を目指しています。

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