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(歯科ブログ)歯科の重要性

2017. 6. 30.

練馬区 大泉学園の歯科・歯医者 山中歯科の山中大輔です。

 

最近では、様々なメディアで口腔と全身の関わりが紹介されています。

テレビCMなどでも「予防歯科」という単語をよく耳にしますね。

 

そのような関心が少しずつ広まっていった事が、わかるデータが最近発表されました。

 

平成28年10月~11月に実施された「歯科疾患実態調査」というものがあります。

この「歯科疾患実態調査」5年ごとに行われている調査であり、厚生労働省が行う全国規模の調査ですので、信頼性は高いものだと考えられます。

 

この調査の結果の中で、80歳になっても自分の歯が20本ある「8020」を達成した方が50%を超えた事が示されています。

 

歯科疾患実態調査

 

前回の調査時では40.2%だったのが、今回では51.2%になったという事でした。8020は珍しい事ではなくなってきたという事ですね。

 

同時に、80歳以上になっても、予防歯科が大切になってくるという事です。

介護の現場でも、「義歯(入れ歯)のケア」だけでなく、「残っている歯のケア」の重要性が高まっていきそうです。

 

 

また、歯科医療従事者専門のニュースサイトである、「ホワイトクロス」に面白い記事が掲載されていました。(以下、一部ホワイトクロスから抜粋)

 

国会における歯科医療についての質疑応答 安倍総理、塩崎厚労大臣、山田宏議員

 

2017年6月5日 参議院決算委員会における質疑応答から

 

山田 宏  議員
決算の中での医療・健康の問題についてお聞きをしておきたいと思います。
総理は定期的に歯医者さん行かれますか、歯が痛くなって行かれますか?

 

安倍 晋三  内閣総理大臣

基本的には歯が痛くなってから行くのですが、最近は痛くなる回数が多いものですから、定期的に近くなっております。

 

山田 宏  議員

駄目なんですよね、それじゃ。歯が痛くなくても、定期的に痛くなくても歯医者に行って健診受けて、なるべく早く歯周病等を治す必要があると思うんです。

これは香川県の調査ですが、歯科健診をやっている人とやっていない人、年間医療費が10万円、歯科健診をやっている人は少ないんです。どういう意味かというと、病気にならない。残存歯数と診療費の関係を見ても、歯がたくさん残っている人の方が医者にかからない。そして、歯周病の程度と診療費の問題も、歯周病が重度になればなるほど医者にかかる回数が、歯医者じゃないですよ。医師に、病気になっちゃう。

 

塩崎 恭久  厚生労働大臣
御指摘のとおり、残存している歯の本数が多いほど医療費が低い。あるいは歯周病がない人は歯周病がある人に比べると年間医療費が低いといった、そういうことを今御報告いただきましたけれども、口腔の健康は全身の健康につながると、こういう重要なものだというふうに認識をしております。

私どもとしても、厚労省、昨年度、口腔の健康状態と歯科医療費や医療費の関係について、様々な医療関係団体の企業やあるいは企業の健康保険組合などが実施をしたこれまでの成果や知見の整理・分析を行おうと思っていますし、それから今年度は定期的に歯のケアや保健指導などを受けた場合の医療費への影響についても調査研究を行う、こういう予定にしているところでございます。

 

山田 宏  議員

やはりこれから2025年、午前中の質疑にもございました、白須賀委員がやっておられましたけれども、団塊の世代のたくさんの方々がみんな後期高齢者になる。そうすると、ばんと医療費が上がる、1人当たりの医療費、65から75歳の方は年間にすると平均すると大体55万円。ところが、75歳以上になると90万円超えるんです。つまり、もうそれだけたくさん医療費掛かってくる。なるべくかからなくてもいい病気にかからないようにする。かかっても重くならないようにする、これは口の中なんです。

 

だから、これからやはり健康政策を柱にして本当に健康でいられる人を増やす。そして、これから医療費が上がってくるわけだから、この医療費が上がってくるのを、本当に健康な人を増やして、そしてその部分本当に必要な人に医療費を回していく以外私は、この難しい社会保障の医療費を乗り越えていく、サービスカットなくして乗り越えていく方法ないと私は思うんです。

 

もうそろそろ、2025年の壁を乗り越えていくためには、口の中の健康を重視していくためにこういった全年齢にわたって健診をやっていく・歯の健診をやっていく、こういったことに公約どおり一歩踏み出すべきじゃないかと思うんですね。

 


安倍 晋三  内閣総理大臣

ただいま山田宏議員のお話を伺っていて、私も定期的に歯の健診をしなければならないという思いを強くしたところでございますが。
特定健診、いわゆるメタボ健診では、来年度から新たに問診の際の質問票に歯科に関する項目を加え、歯の状態に問題がある場合は歯科受診につなげることとしているところでございますが、政府としては、これまでも8020運動などを通じ、歯科保健を推進してきています。引き続き、歯の健康づくりを通じて健康で長生きできる社会の実現に努めてまいりたいと思いますし、先般は経済財政諮問会議でも議論がありました。医療費の適正化等々の中において、伸びていく医療費を抑えていく上においても予防という観点が極めて重要であると、このように認識をしております。

 

 

上記のような答弁がされていたようです。

その後、国の方針(経済財政運営と改革の基本方針2017 というものらしいです)の中に、

 

口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む。

 

という一文が入ったという事を、この記事で知りました。

 

 

国民の医療費の増加問題をどうにかしないと、健康保険が成り立たなくなっていきます。

「健康な国民」を増やさなければいけない。そのためには「歯と口腔の健康」が重要なんだ、という事ですね。

 

 

普段、国会中継は見ていませんが、分かりやすい答弁だなと思いました。

 

歯科医師の増加や、モラル低下などマイナスな事が報道される事が多い歯科界ですが、「健康」に密接に関係している職業であることを再認識して、頑張っていこうと思います!

 

山中歯科 山中大輔

 

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