
HOME > 山中歯科ブログ ≫ 院長日記 ≫ (院長日記)本日午前中で年内の診療は終了いたします
練馬区大泉学園北口徒歩3分 山中歯科の山中大輔です。
本日の午前中をもちまして、今年の診療は終わりました。
本年中は関係者含め通院された患者さんもお疲れさまでした!
今年は、当院にとっては、比較的落ち着いた一年であったと思います。
当院の治療の進め方に関しても以前と比べて少しずつ変化していますが、来院してくださる患者さんやスタッフにも徐々に浸透していってくれました。
私は、ある程度治療に時間をかけ、口腔内の状態をしっかり改善することで、将来的に起きるトラブルを予防する事になると考えています。
歯1本だけの治療が必要な場合もありますが、どこかのタイミングで口腔内全体の環境を整える必要のある患者さんも多くいらっしゃいます。
そのような場合、通院時間や期間は比較的長くなりますが、患者さん自身も「あれだけ時間をかけたのだから」「あれだけしっかり治したのだから」という意識になり、ブラッシング能力も向上することで、その後の口腔内環境が良いまま維持できるようになります。
今年はそのような方が多くいらっしゃいました。
歯科医師としては嬉しい限りです。
お口の健康が体の健康につながり、健康寿命が長くなると考えています。
私自身に関して言えば、今年は「入れ歯治療」に熱心に取り組んだ一年でありました。
一言に「入れ歯」といっても、患者さんごとに口腔内の状態は異なりますし、難易度も変わります。
難易度の高いケースに対して、どうにか良い結果を出したいという思いから、大学病院時代に学んだことを踏まえて、もう一度勉強しなおしました。
歴史的にみると歯科という学問は、「歯を抜いて入れ歯を作る」という事から発展してきています。
木彫の総入れ歯(引用:DETISTRY)
1868年の総入れ歯(引用:DETISTRY)
「咬み合わせ」を理論的に解析しようという学問も、始まりは「総入れ歯」を作る事から始まりました。
それはインプラント治療が登場した現代でも引継がれており、インプラント治療をする上においても重要な知識となっています。
今年は、総入れ歯治療の大家である、深水晧三先生の年間セミナーに通い、日大歯学部局部床義歯科の大先輩の壱岐先生に習い、少しずつですが義歯の形態イメージがついてきました。
また、総入れ歯に関連する多くの本も読みました。
成書と呼ばれる本から、父や祖父の代の古書、比較的最近の新書まで。
しかし、入れ歯に関しては、新しい本よりも昔の本のなかにヒントがあるように思います。
もちろん、義歯(入れ歯)治療以外についても研鑽しております。
来年以降も、ひとつひとつ自分で考え実践する事をテーマに、患者さんの治療に当たりたいと考えています!
皆さま良い年をお迎えください!
山中歯科 山中大輔